防災訓練


3班に分かれて、阿倍野防災センターへ防災訓練に行きました。

地震発生時の避難シュミレーションドラマを観てから、実際の地震発生時の対応を学習しました。

室内で地震が起こったら…まず自分の安全を確認し火・ガスを止める。ブレーカーを落とすのは避難する直前…等、大切なことを学習しました。

地震発生後の街を模した、瓦礫の街へ。「津波ってこんな高くまで来るんや」「揺れる音がする。なんかこわい」そう言いながら、地震発生時の街の様子を真剣に聴いていました。

ガラスが割れたり、看板が落ちてきたり、倒れたバイクから油が漏れて引火したら爆発することも。建物から距離をとりながら、避難することを学びました。

頭を守りながら避難します。「学童の防災頭巾持って逃げななあ」「運動靴で逃げるんやで」そんなことを話す子どもたちでした。

発生当時戦後最多となる死者を出す阪神・淡路大震災を引き起こした、直下型で震度7の兵庫県南部地震。そして、今後起こるとされる南海トラフ巨大地震の揺れを体験しました。

心の準備をしていても体が持っていかれそうな揺れに、驚く子どもたちでした。「持つとこなかったら、やばいことになるよなあ…」「なんか気分悪くなる揺れやった」「こわかったー!」等、反応は様々。

地震体験後は、119の呼び方や地震発生時の正しい対応を、パネルで学びました。「指導員たおれたら俺らで119して…」「たすけてください!って外に出よう」「逃げるときは公園に行くんやんな」等、自分ごととして具体的に考えることができました。

「エレベーターでとじこめられたら、全部の階押して、電話するんや」「パニックなりそう」話し合う子どもたち。

自分や家族の身は自分(家族)で守る、との考えもと、日常的な災害に対する備えや、災害時の対応を行っていく自助。

災害時に、まず自分自身や家族の安全を確保した後に、近所や地域の方々と助け合う共助。

災害は忘れた頃にやってきます。災害は防げませんが、被害をできるだけ小さくするために、大切なことは何か?自分や家族、仲間の命を守るために、自分たちに何ができるのか。

時間によっては大人がすぐ帰宅できない中で、子どもたちが地域の中で出来ることはないか。

物心ついてからまだ大きな地震を経験していない子どもたちにとって、考えるきっかけになったのではと思います。